- 但馬で生まれ、神戸で六甲山・摩耶山を身近に感じながら育ちました。
大学生の時も休みがあれば、信州の山に登っていました。初めて信州の山を
1週間かけて縦走した時に、地平線上の遥か彼方にある山が今日目指す山だと知り
「ぜったい!無理!!」と驚愕したことをよく覚えています。
しかし重い荷を担ぎ、喘ぎながら一歩一歩進んでいくと
不思議と目指した山にたどり着いたのでした。 - 私は、山登りを通して、「方向を見定めて一歩を踏み出せば、
いつかはたどり着ける」ことを体感しました。
「方向を見定めて一歩を踏み出していく」という想いを
精神科医としての自分の原点としてこれからも歩んでいきたいと思います。 - 診察室の窓から見渡せる、雌岡山(めっこうさん)に見守られながら、
患者さん、おひとりおひとりの声に耳を澄ませていきたいと思います。